ある程度の期間トレーニングを続けていると、成長を実感できなくなったり、知識もいろいろ付いてきたりしてトレーニングの方向性が迷走してしまうことがあります。
そこで今回はあえて筋力トレーニングのスタンダードに立ち返ってみて自分自身に問うてみます。
- 適切な負荷・回数で行なっているか?
- 負荷は増やしているか?
- 大筋群からトレーニングしているか?
- コンパウンド種目から始めているか?
- ターゲットの筋肉は収縮・伸展しているか?
適切な負荷・回数で行なっているか?
言い方を変えると充分なトレーニングができているか、きっちり追い込めているかということです。
続けていくうちに自分に心地よい程度の重量でトレーニングしてしまっていることがあります。
顔の問題ではないですが、表情をゆがめないで得られる筋肉はないと思います。
負荷は増やしているか?
漸進性の法則を忘れていないかです。
漸進性(ぜんしんせい)の法則とは、筋肉の成長に合わせてかける負荷も徐々に上げていくことです。
ずっと同じ重量では体も慣れてしまい成長できません。
どんどんチャレンジしていっていいんです。
大筋群からトレーニングしているか?
大筋群、つまり大きな筋肉から先にトレーニングしたほうがいいんです。
大きな筋肉というのは、脚・胸・背中といったあたりです。
理由はいくつかありますが、先に腕などの小筋群を鍛えると大筋群を鍛えるときの補助筋群をが疲労してしまい大筋群を追い込めなくなってしまいます。
基本は体の中心から外側の順番で鍛えます。
コンパウンド種目から始めているか?
コンパウンド種目とは複合関節種目といって、2つ以上の関節が作動するエクササイズです。
反対に関節を1つしか使わないのはアイソレート種目と言います。
テクニックとして先にアイソレートを行うこともありますが、あくまでも基本は先にコンパウンドです。
コンパウンドで大きな重量を扱って筋肉に過負荷をかけてから、最後にアイソレートで追い込むという流れは大切です。
ターゲットの筋肉は収縮・伸展しているか?
筋トレとは、負荷をかけて筋肉を伸び縮みさせることです。
以前こちらの記事でも書きましたが、”正しいフォームで可動域を大きく”というのは忘れてはいけません。
今回は筋力トレーニングだけに焦点をあててますがトレーニングの効果をあげるには
栄養と休養も欠かせないことは言うまでもありません。
たまには、初心に帰ってトレーニングを見直してみるのもいいかもしれません。
高橋書店
売り上げランキング: 6,689