「温故知新」
前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとすること。
トレーニングでも大事な考え方ではないでしょうか。
昔と言っても20年前と50年前でも違うと思いますが、あまりにも昔のことは分からないので、なんとなく考えたことを書かせていただきます。
場所
トレーニングする場所の量については、増え続けていると思います。
今後も増加傾向にありそうです。
公営のスポーツセンターなどにトレーニングルームがありますし、フィットネスクラブもどんどん出来ています。
ゴールドジムだってたくさんあります。
また公園にもちょっとした自重トレーニングできる器具があったりします。
昔は今のようにフィットネスクラブなども無いですし、パーソナルジムもありません。
今のようにトレーニング設備が揃っている場所はほとんど無かったのではないでしょうか。
自宅トレーニングについてはどうでしょうか。
今は、スペースや重量や騒音などの制約はありますが、その気になれば10万円くらいでそれなりのホームジムも作れます。
ただし、都会であれば集合住宅が多いので中々難しいでしょう。
私もマンション住まいで、とてもじゃないけどホームジムは作れません。
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一方、昔はスペースの問題は無かったと思います。
一戸建てが多く、隣の家とも近くないので音の心配もありません。
今のようなホームジムは売っていなかったと思いますが、自宅の倉庫や庭にダンベルやバーベルを置いてトレーニングしていたという話をなにかで読んだことがあります。
道具
トレーニング器具についてですが、これは現在は多種多様です。
フリーウエイト、マシン、チューブ、TRXなどなど・・
しかもそれぞれの種類も多くあります。
さらにテレビショッピングで扱っているような、ハイテクな腹筋ベルトや各種腹筋マシンもあって実際どれがいいのか分からないくらいです。
有酸素運動系のマシンもたくさんあります。
使い方しだいで、安全かつ効果的なトレーニングが出来るようになったと言えるでしょう。
一方、昔のトレーニング器具の種類は少ないです。
(ダンベルなんかは紀元前からあったようですが)
数十年前までは基本的にフリーウエイトがメイン。
シュワルツネッガーの映画「パンピングアイアン」なんか見てもほぼフリーウエイトです。
こんな環境だとなかなか初心者や女性がトレーニングするのはハードルが高かったと思います。
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現在は、誰でも筋トレに取り組みやすくなっていると思います。
情報
今と昔で最も違いがあるのが情報の差ではないでしょうか。
筋トレ(特に筋肥大)においては、原則はあるものの「これが100%正解」というものがありません。
とても奥が深く分からないことだらけなので、やっていくうちに情報(知識)を求めるようになります。
現在は、情報を得るツールが豊富にあります。
書籍、インターネット、SNS、ジムでトレーナーに教えてもらう事もできます。
これらは私もとてもお世話になっていますし、このサイトの運営もしています。
しかし情報過多という側面もあります。
昔は情報が少なく、海外のトレーニング雑誌を取り寄せて読んだり(もちろん英語)したそうです。
ジムも少ないので優秀なトレーナーに会えることも少なかったでしょう。
今と比べるとほとんどのトレーニーが自分の頭と体で試行錯誤していたと思います。
「何をどれだけやればいいか」というのが分からないからこそ、今聞くとかなりメチャクチャなハードトレーニングもしていたようです。
でもすごい体は出来上がっています。
現役のボディビルダーの人でも、今はあまり重いものを扱っていないけど、以前はとにかく重さやレップ数などハードにトレーニングしていたという話も聞きます。(それでもすごい重量でやってますが)
それは、やはりトレーニングが上達して重くなくても効かせられるようになったからで、そのレベルまで行くには自分の限界にどんどん挑戦していかないといけないかもしれません。
最後に
書いてきたように、昔に比べると今は道具・栄養・トレーニングテクニックなど様々な面でレベルアップしています。
でも結局トレーニングするのはその人です。
一番大事なのは精神力ではないでしょうか。
そこは現代より昔の人の方が勝っているのかもしれません。
私自身最近追い込みが足りないので、気合いれなきゃ。