筋肉の成長のためには必修科目です。栄養を取りこぼさないように腸内環境を整えよう。

ここのところしばらくお腹の調子が悪く、汚い話で申し訳ありませんがずっと下痢気味です。
はっきりとした理由が思い当たらないので悔しいです。

悔しいし苦しいし、カラダづくりにおいてもお腹を壊すことは非常にマイナスです。
だって、このような状態は摂った栄養をしっかり吸収できていないということですからね。
栄養無くして筋肉無しです。

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食べ物のタンパク質や飲んだプロテインやBCAAが無駄になっているかもしれません。
他の栄養素もそうです。
(サプリメントが原因だったら悲しいのでそれは無いと信じていますが)

我々のお腹の中では何が起きている?

まず、摂った栄養をしっかり取り込むためには体の消化・吸収を少し理解しておきたいところです。

超簡単に言うと、唾液や胃液で消化して、腸に行きます。
腸と言えば「大腸」と「小腸」ですね。
小腸で栄養素を吸収して、大腸で不要なものを排泄します。

さらに小腸には病原菌が体内に進入するのを防ぐ”免疫器官”としての役割もあります。

つまり栄養をしっかり吸収して、お腹に限らず体全体の調子を整えるには小腸の働きが重要です。
そしてこの小腸の働きに重大な影響を与えているのが私達の体内に住む生き物、「腸内細菌」なんです。

腸内細菌とは

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腸内には約100兆個も腸内細菌が住んでいます。
最も有名な腸内細菌といえば、ビフィズス菌ではないでしょうか。
誰でも聞いたことありますよね。

腸内細菌とは、大きく善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つに分類されます。

それぞれ何種類もあるのですが、ビフィズス菌は善玉菌で、有毒な大腸菌やブドウ球菌は悪玉菌です。
人の体内に一番多いのは日和見菌のバクテロイデスです。

もちろん善玉菌を増やしていくことで腸内環境を整えられるのですが、
善玉菌は炭水化物を好み、悪玉菌はトレーニーには大切なタンパク質や脂質を好みます。

今の私もそうですが、炭水化物をカットして、タンパク質多めの食事にしていると腸内環境は良くない状態になってしまうかもしれません(汗)

腸内環境を整えるメリット

腸内細菌に働いてもらうことでのメリットをまとめると以下のとおりです。

  • 栄養素を吸収してくれる
  • 免疫力を強くしてくれる
  • ビタミンBやビタミンKを作ってくれる
  • 肥満抑制にも関与している

トレーニーにはどれも重要ですね。
腸内細菌が体脂肪に関与していることは、多くの研究結果から明らかですが詳細については不明な点が多いようです。
今後も注目です。

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腸内環境を整える食事法

腸内環境を整える、つまり善玉菌を増やすためにはやっぱり食事法が大切です。
上にも書きましたが、善玉菌は炭水化物、特に食物繊維を好みます。

野菜、果物、豆類、芋類、海藻などを毎日食べるようにしましょう。

また必殺技としてはやはりヨーグルトやヤクルトです。
ヨーグルトはプロバイオティクスといって、宿主に有用な作用を示す生菌体です。

特に最近のヨーグルトの質は上がっていますので、毎日200gほど食べる習慣をつければかなり腸内環境が良くなるでしょう。
無脂肪タイプがいいですね。

さらに、効果的なのがオリゴ糖です。
ありがとうオリゴ糖。
こちらはプレバイオティクスといって、善玉菌の栄養源となります。
プロテインに足して飲んでもいいですね。

最後に

子供の頃からお腹が弱く、緊張したりするとお腹をこわしてました。
授業中とかテスト中とか汗かきながら我慢したりしてましたね。
よく正露丸を飲んでました。今でもお世話になってますが。

ちなみに正露丸は大腸を働きを整えるので腸内細菌とは関係ありません。

しかし人の体は不思議なものです。
なぜ体にとってそんな重要な機能を細菌という別の生き物に委ねたのでしょう・・・

いずれにしても筋肉を大きくするためには、腸の力は欠かせません。
腸内細菌を味方にして質の高いトレーニングに励みたいところです。