本のタイトルと表紙がインパクトあります。

雑誌はいろいろありますが、単行本としてのボディビル教本はあまりないので貴重です。

けっこう前に買ってたまに目を通したりしているのですが、今回は【究極の筋肉を造るためのボディビルハンドブック】をご紹介させていただきます。

全体を通しての感想

まずはやはり翻訳本なので文章表現が独特です。
回りくどいような表現がされていて逆に分かり辛い箇所も少しありました。

ただし、それを除くと全体的にはかなり濃い内容になっていると思います。

タイトルが「ボディビルハンドブック」なのでボディビルダー向きの内容が多いですが、程度の問題なので普通に体づくりをしたい人にも学べることは多々あります。

写真やイラストは最小限で、エクササイズの解説などは一切ありません。

ボディビルについてひたすら科学的観点から書かれている本です。
トレーニングや栄養について、ちゃんと学びたいという人にはいいと思います。

本の内容

まずこの本の著者はクリス・アセートというアメリカ人です。
自身もボディビルダーであのジェイ・カトラーのコーチもしていたとのことです。
「マッスル・アンド・フィットネス」などで執筆もしています。

この本の目次は
第1章 トレーニング
第2章 食事法
第3章 減量
第4章 コンテストプレパレーション

となっており、その中にいくつかの小見出しに分かれています。

気になったところをいくつかご紹介させていただきます。

「ワークアウトスケジュール(24P)」より

筋肉は休んでいる時に発達する、というのは、科学に基づく事実です。
トレーニングのセットが多すぎたり、トレーニング頻度が高すぎたりする場合、体の回復メカニズムが狂い、筋発達が止まってしまいます。
(中略)皆さんにお勧めできる基本的なトレーニングスケジュールが4つあります。
一つは、3日オン1日オフという分割です。(中略)

DAY1 胸・背中
DAY2 脚・カーフ
DAY3 肩・腕・腹筋
DAY4 休み

(中略)3日オン1日オフのパターンがキツいと感じる人のために、4日オン1日オフ、というやり方を紹介しましょう。(中略)

DAY1 胸・肩
DAY2 脚・カーフ
DAY3 背中・腹筋
DAY4 腕
DAY5 休み

このようにトレーニングルーティンについて例をあげて解説されています。

「有酸素運動とボディビル(88P」より

僕の考えでは、筋量を増やそうとしているボディビルダーは、有酸素運動をするべきではありません。
なぜなら、ウエイトトレーニングは、アナボリック状態を作り出す運動であり、有酸素運動は、カタボリック状態をつくりだすからです。
(中略)
世界的なスプリンターに100メートル走の記録を伸ばすために10マイル走の練習をさせたりしないでしょう。
これと同じで、なぜボディビルダーが、より優れたボディビルダーになるためにウエイトリフティング以外のことをしなければならないのでしょう。
(中略)
脂肪を減らすために有酸素運動を行う場合、段階的に量を増やしていくことをお勧めします。スタートしては、1週間に3回、一回30分がいいでしょう。

有酸素運動の取り入れ方は難しいです。

「減量中でも赤身の肉を食べよ(108P)」より

赤身の肉は、力とサイズを増すのに役立つとずっと信じられてきました。
あのアーノルド・シュワルツネッガーも、コンテストの前には、いつも赤身の肉を食べていました。
赤身の肉はクレアチンを含んでいるのです。
コンテストに向けてカロリーを下げると、エネルギーレベルも明らかに下がります。ところが、クレアチンはたとえ低カロリーのダイエット中でもエネルギーレベルを高めることができるのです。

減量中こそビーフですね。

この本を読むのにオススメのターゲット

専門用語も説明もなくバンバン出てきますので、さすがにこれからトレーニングを始めようとしている人とか、初心者の人向けではないように思います。
コンテストについても書かれているように、中級者〜上級者向けでしょう。

より知識を深めたい人や、知ってはいるけど、改めて知識を整理したい人や科学的に理解して緻密に体づくりをしたい人などにはオススメです。

初心者の人で科学的に知識を付けたいという人にはトレーニングをする前に読む本が良いと思います。

スポンサーリンク