ヤクルトスワローズのバレンティン選手がシーズンホームラン記録を49年ぶりに塗り替えました。
気になってしまったのが、「一体なぜそんなにホームランを打てるのか」ということです。
ということで今回はホームランと筋肉について調べてみました。
ホームランを打つために必要な要素とは
ホームランを打つ瞬間は以下の様なさまざまな要素が重なっています。
- 打者のパワー
- 打者の体重
- 打者の重心移動
- ボールとバットが当たるタイミング
- バットのスピード
- ボールをバットにあてる角度と位置
力任せにフルスイングすればいいというわけではなくこれらの要素が重なって初めてあの飛距離がでるのです。
ホームラン打者でも70〜80%の力でバットを振った時がホームランになりやすいと言っています。
ホームランを打つために鍛える筋肉は
ホームランを打つためには筋力が一番大切ではありませんが、決して必要ないわけではありません。
相当のスピードで来たボールに押し返されない力がいります。
それはメジャーリーグのバリー・ボンズがステロイドを使用したことも物語っています。
そこで、ホームランを打つためにどこの筋肉を鍛えればいいのかというと、答えは全身です。
全身かい!と言われそうですが、実際そうなんです。
下半身は、重心をコントロールしたり、バットを振るときの体の回転を支えるために必要ですし、
上半身は、バットコントロールやボールを押し返す腕力が必要です。
種目としては、やはりスクワットや懸垂やベンチプレスといった体幹の大きな筋肉を鍛えられるものがいいでしょう。
体が小さければ、とにかく食事をして栄養を多くとって体を大きくしながら筋肉をつけることも大切です。
その動きを練習することが一番大切
もちろん、基本的な筋肉をつけてフィジカルを強くすることは大切ですが、それぞれのスポーツで上達するにはその動作を練習することが重要です。
たとえば、腕の力をつけまくってもピッチングが早くなるわけでもないですし、ホームランを量産できるわけではありません。
ピッチングにはピッチングの練習、バッティングにはバッティングの練習が一番です。
柔道のオリンピック3連覇の野村忠宏選手などは、通常のウエイトトレーニングでは他の選手より劣っていることがありますが、柔道で組んだ時の力では他の選手を圧倒するそうです。
それぞれの動きを反復練習して体に覚え込ませることが大切なのでしょう。
ホームランを打つためには、ホームランを打つフォームで繰り返し素振りをすることが最も近道かもしれません。