筋トレと人工知能(AI)との関連性はあるのか

ここのところ人工知能に関するニュースが活発で話題になってます。

一番身近なのはiPhoneの音声対話システムの「Siri」などでしょうか。

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今や囲碁の世界ランキングでも1位はGoogleの人工知能「AlphaGo」だし、
IBMの「ワトソン」はクイズ番組で優勝したり、他にも様々な分野で人間を超えてきています。

例をあげればキリがないくらい人工知能に関するトピックは出てきてます。

ということで今回は人工知能が発展することによって筋トレに影響はあるのかを考えてみました。

ディープラーニング

なぜ人工知能が活発になってきたかというと、新しく「ディープラーニング(深層学習)」という技術が出てきたからです。

超ざっくり言うと、コンピュータが自らあるものの特徴を判断できるようになるということです。
これまで人間が介在しなければならなかった領域に踏み込んだのです。
「所詮、機械を動かすのは人間だ」という傲慢な考えが通用しなくなってしまいます。

このディープラーニングという技術を活用して人工知能は今後大きく飛躍していくと言われています。

ディープラーニングは筋トレに影響するのでしょうか?

データを取るのが難しい?

人体に関することはまだまだ分からないことばかりで、さらにトレーニングについては「絶対的正解」というものがありません。

人によって見解の相違があるし、昨日まで正しいとされていたことが、明日には覆されることもあります。

そもそも人工知能はビッグデータという膨大なサンプルデータを元に作られます。
囲碁や将棋のロボットも過去の何万という対局の情報を取り込んで分析して、最も勝利に近くなる一手を判断しているわけです。

トレーニングに関してはデータ量が足りないということもあると思います。
しかも仮にデータを取ったとしても、個体差、環境、精神状態、栄養状態など複雑な条件が絡み合うので安定性のある正しいデータを集めるのが難しいと思います。

人工知能の筋トレへの活用法はあるか

仮にですが、人工知能をトレーニングに役立てるとしたらどのようなものがあるのでしょうか。

フォームの自動化

トレーニングで成果を出すために最も大事でかつ難しいのがフォームの習得です。

車の自動運転の様にトレーニングフォーム、軌道を自動的に導いてくれるとどうでしょうか。

人によって骨格などが違うので最もいいフォームも人によって微妙に違います。
近い骨格のデータから脳に信号を送って体を動かすようにするとかでしょうか。

栄養の摂取

体作りにとって大切な栄養摂取についてはどうでしょう。

すでに遺伝子検査などがありますが、更に進んで、人工知能がその人にとって最も筋肉が成長する食事プランを提示してくれるようになるかもしれません。

もしダイエット出来るものがあればその方が人気が出そうですね。

いずれ人工知能を元に体作りをした人が、理想の体になったりコンテストなどで上位に入る時代が来るかもしれません。

コンテストの審査

スポーツやコンテストの勝敗を決めるのに、得点など数字ではっきり決められるものはいいですが、格闘技の判定やフィギュアスポーツの審査結果には、常に問題がつきまといます。

ボディビルやフィジークなどのコンテストの審査も人間が行うので、どうしても主観が出てしまうのは仕方のない事でしょう。
そのために複数の審査員がいるわけですが、「誰がどう見ても勝ちだ」という状況でもない限りなかなか難しいと思います。
審査する側も大変だと思います。

そこで人工知能です。

例えば過去の大会上位者の画像をあらかじめ取り込んでおき(それが基準でいいかは置いておいて)、出場者の画像を読み込んで画像認識で判断させます。
そこで人工知能に得点をつけさせます。

ただし、全体の雰囲気などそれだけでは判断できない部分もあるので、その得点プラス審査員のポイントの合計ポイントでの審査とかだと面白いのではないでしょうか。

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最後に

それにしても本当に凄い時代になってきたものです。

もうどうなるか想像もつきません(汗)
期待半分怖さ半分です。

この本を読んでみました。▼