筋トレで教えたがる人ってマウンティングしたいだけ?どう対処すればいい?

私は実際に会ったことがないが、世の中には他人の筋トレにやたらとアドバイスしたがる人がいるらしい。

私の妻もSNSで自分の筋トレ風景をアップしたところ、数人から「もっとこうした方がいい」というコメントがあったそうな。

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人に教えるという行為は面倒くさいのに、筋トレになるとなぜこんなにも「教えたがりさん」が出現するのか?

その理由と、出くわした時の対策法を考えてみた。

多分マウンティングしたいだけ

中には純粋に心からの親切心で筋トレを教えたいという気持ちで、アドバイスしている人もいるかもしれない。
また余程実績のあるトレーナーさんとかなら話は別である。

ただし、そうでない人が他人の筋トレをちょっと見ただけで正確なアドバイスするなんて無理だし、無責任だと思う。

教えたがりさんには、おそらく「マウンティング意識」が働いているんじゃないかと思う。
マウンティングとは、ここ数年で良く耳にするようになったが、元々は動物の雄が交尾の時に馬乗りになる行為で、
つまり”自分の優位性を相手に誇示する”ことである。
争いが絶えないことからも分かるように、人間の本能なので仕方ないことではあるが。

以前こんな話を聞いたことがある。

ちゃんとしたトレーナーさんについてもらって筋トレを続けていた人が、ジムで別のとある人にトレーナーとは違うやり方をアドバイスされて、フォームに変な癖がついてしまったんだとか。
特に初心者なら、違ったアドバイスとされると混乱してしまうのは当たり前である。

悪気はないかもしれないが、聞かれてもいないのに筋トレのアドバイスするにはやめよう。

筋トレは「みんな違って、みんないい」

100人いれば100通りのトレーニングがあるし、そうあるべきだと思う。
人によって骨格、筋肉の付き方、動きの癖などが違う。
だから人ごとに理にかなった筋トレというのも違ってくるはずである。

つまり自分にとって効くフォームが、他人にも効くとは限らない。

もちろん教科書通りの基本はある。
本などにも書いてあるそれは、長年の研究や経験によって裏付けされたもので、いわば「多くの人にとって正しいであろう」という方法である。

また最初はマネから入るのは大いにありだと思う。
YouTubeでトレーニング動画がいくらでも観られる。
しかし、「あの人がこうやっていたから、このやり方がいいと言われたから」と盲目的に過信してトレーニングを続けてしまうのは芸がない。

トレーニングの効果を逃しているかもしれないし、怪我のリスクを高めていることもある。

角が立たない断り方

では最後に、もし教えたがりさんに出くわしてアドバイスされた時の角が立たない断り方を書いておこう。

断りフレーズのテンプレは次の通り。

感謝→NO→フォロー

例えば、
ありがとうございます!(感謝)
でも今のやり方が効いてる感じがするので、これで続けてみます。(NO)
教えてもらったことも参考にしてみるので、また何かあったらよろしくです!(フォロー)

みたいな感じである。

いきなり全否定から入ると相手の気分を害するかもしれないので、まずは感謝の意を伝えてその後にやんわり断ろう。
面倒くさいがそこは大人のコミュニケーション力を発揮しよう。

ただしあまりにしつこい場合は、嫌われてもいいくらいの気持ちで、あえて角が立つ断り方をした方がいいこともあるかもしれない。

もちろん、まったく聞く耳を持たずに、全部断ればいいというわけでもない。

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自分なりの筋トレを高めていこう

ベストセラー「嫌われる勇気」の中にこうある。

あなたは他者の期待を満たすために生きているのではないし、わたしも他者の期待を満たすために生きているのではない。 他者の期待など、満たす必要はないのです。

周りにマウンティングしてくる人がいれば、上手いこといなしておこう。

ボディビルなどの競技で無く、ボディメイクとしての筋トレは自己満足なので、自分自身と向き合うためのものである。

試行錯誤しながら自分なり筋トレをエンジョイしましょう!