体は硬いより柔らかいほうが良いというのは真実です。
硬いほうが良いという点は1つもありません。
そして、正しいストレッチを続ければ誰でも体を柔らかくすることができるのです。
ストレッチで押さえておくべきポイント
- ストレッチには静的ストレッチと動的ストレッチがある。
- 筋トレ前に静的ストレッチはやってはいけない。動的ストレッチをやろう。
- 実はストレッチをやっても筋肉痛をやわらげることはできない。
- 静的ストレッチは体が温まってから”痛気持ちいい”くらいで15秒〜30秒キープ。
こんなところですが、解説していく前に体が硬くなってしまうと起きるデメリットも書いておきます。
体が硬くなるとこんなデメリットがある
体が硬いということはつまり「関節の可動域が狭い」、「筋肉が伸びにくい」ということです。
逆に柔らかいと「関節が大きく動いて、筋肉がよく伸びる」ということです。
聞いただけでも柔らかい方が良いとイメージできますよね。
では、体が硬いとどうなってしまうのでしょう。
- 怪我をしやすくなる。
- スポーツのパフォーマンスが下がる。
- 疲れがとれにくくなる。
などです。良くないですね。
ストレッチには静的ストレッチと動的ストレッチがある。
では少し解説させていただきます。
静的ストレッチと動的ストレッチとは文字ままなのですが何となく分かるでしょうか。
静的ストレッチとは、一般的なストレッチのことで姿勢を止めて行うものです。
一方の動的ストレッチとは動きながら行うウオーミングアップやクールダウンのようなものです。
筋トレ前に静的ストレッチはやってはいけない。動的ストレッチをやろう。
静的ストレッチをやったあと1時間くらいは、筋力が落ちると言われています。
なぜかというと、力を入れるときは筋肉は収縮します。逆にストレッチは筋肉や関節を伸ばす動作なので筋肉が脱力しやすくなるのです。
ですから、トレーニングのあとは静的ストレッチをやって筋肉の緊張をほぐしてあげましょう。
筋肉がほぐれることで血液循環も良くなります。
ではトレーニングの前はというと動的ストレッチをやりましょう。
体全体を温めながら血液を全身に行き渡らせるイメージです。
どんな動きか簡単に言うと、体育の授業の前にやった準備運動のようなものです。
「これからトレーニングするぞ」と体に伝えてあげましょう。
運動前は動的ストレッチで運動後は静的ストレッチです。
実はストレッチをやっても筋肉痛をやわらげることはできない。
これまでは筋肉痛の原因が、「筋肉の損傷による痙攣で血液循環が悪くなっているから」と言われていました。
だからストレッチをやれば筋肉痛を緩和できると考えられていましたが、これがある研究で否定されました。
ただし、トレーニング後のストレッチをやってはいけないわけではありません。
当然柔軟性の向上などに効果はあります。ただし、筋肉痛をやわらげることには関連性はないようです。
静的ストレッチは体が温まってから”痛気持ちいい”くらいで15秒〜30秒キープ。
最後に静的ストレッチのポイントだけ押さえておきましょう。
- ”痛気持ちいい”くらいで15秒〜30秒キープ。
- できれば毎日やろう。
- 運動後、風呂あがりなど体が温まった状態でやろう。
筋トレ同様にストレッチは続ければ誰でも必ず効果がでます。
ソファに座ってテレビを見ているならストレッチをしながらにしてみてはいかがでしょうか。
長い目で見たら大きな違いになってくるはずです。