有酸素運動っていつやるのが効果的なの?
世の中には多くのダイエット法があふれていますが、突き詰めると人が太るか痩せるかというのは摂取カロリーと消費カロリーのバランスになります。
食事を減らして摂取カロリーを減らすか、体を動かして消費カロリーを増やすかしかありません。
消費カロリーは、生きているだけで消費する分(基礎代謝)と日常生活や運動で消費する分(運動代謝)があるので、筋肉を増やして基礎代謝を上げることも大切です。
つまり3パターンあって
- 食事管理で摂取カロリーを減らす
- 筋肉を増やして基礎代謝を上げる
- 体を動かして運動代謝を増やす
になります。
今回は体を動かして運動代謝を増やすという観点から、有酸素運動はいつやるのがベストなのかというお題になります。
脂肪が無くなる仕組み
脂肪がついちゃったものは仕方ありません。
有酸素運動で脂肪が無くなる仕組みをサラッと把握しておきましょう。
ざっくり言うと、
↓
②糖質をエネルギー源として使う
↓
③糖質が無くなる
↓
④脳が次は脂肪を使えと指示を出す
↓
⑤脂肪が分解されて血中に流れる
↓
⑥脂肪がエネルギーとして燃焼する
この流れです。
これを前提にいつ有酸素運動をやればいいかと言うと、
朝起きてなにも食べないですぐ
一番痩せやすいタイミングは「朝起きて朝食を食べる前」です。
普通朝起きてすぐってお腹空いてますよね?
何時間も食べずに、寝ている間に体の成長とか回復にエネルギーが使われているので体がエネルギー不足状態です。
いきなり上の「④脳が次は脂肪を使えと指示を出す」にワープしてます。
ですからここで有酸素運動をやれば脂肪がすぐにエネルギー源になってくれます。
筋トレの後
次に効果の高いタイミングは「筋トレの後」です。
これも上と理屈は同じなのですが、筋トレのエネルギー源は糖質です。
筋トレで糖質を使いきった状態で有酸素運動をやればすぐに脂肪がエネルギー源になります。
さらに筋トレで成長ホルモンが分泌されているので、さらなる効果を期待できます。
自分が続けられるタイミングが大事
上に書いたものがヤセ効果の高い有酸素運動のタイミングですが、実際朝起きて何も食べずに仕事前に有酸素運動やるというのは、早起きもしないとなので相当ハードルは高いと思います。
一回二回出来たとしても続かないと意味がありません。
筋トレの後はすでに運動モードになっているのでやりやすいタイミングだと思います。
ただしそもそも筋トレが出来れば、という条件付きです。
ですから「いつやるか」より「いつなら継続できるか」を見つけることが最も大切です。
ちなみにやめた方がいいタイミングは、食後2時間以内です。
食べたものが、脂肪に変わる前に運動して燃やす!なんてのも聞いたことがありますが、これは間違いです。
食べたものが余分だった場合、脂肪に変わるまでに3日くらいかかります。
食後は消化吸収に内臓を働かせましょう。
あと、夜に人通りの少ない道も危ないのでやめた方がいいでしょう。
大事なのはタイミングより継続だ!
とにかく動けば有酸素運動
有酸素運動をいつやればいいか分からない、まとまってやる時間が無いという人は、有酸素運動に対する考え方を変えてみてはいかがでしょうか。
有酸素運動と言っても、スポーツウェアに着替えてシューズを履いて、ランニングやウォーキングだけではありません。
体を動かしていれば有酸素運動と言えます。
例えば仕事中に用がある人のところに内線ではなく歩いて行くとか、コピーとかプリントアウトとか極力動くようにします。
休みの日でもゴロゴロしないで散歩でお出かけしてもいいし、洗濯や掃除などの家事だって体を動かします。
私の知っている限りでは、ちょこちょこ動いている感じの人で太っている人はいません。
よく言われる通勤時に一駅歩くのもいいですね。
どうせ出かけたついでだし、毎日やればものすごい積み重ねになるでしょう。