最近は国内外含めて、商品としてのプロテインはどんどん増えています。
競争も活発になり、ユーザーとしては嬉しい限りですが、「多すぎてどれを変えば良いの?」という悩みも出てきます。
興味がない人からすると、まだまだプロテインに対する誤解も多いですね。
そこで今回はプロテインを購入する際に考えるべき基準を考えてみます。
プロテインに求める効果は?
そもそも「なぜプロテインを飲むのか?」という点を考えてるみると、
ほとんどの人が「筋肉を増やす」という結果を求めてプロテインを飲んでいるのではないでしょうか。
ではなぜ、筋肉を増やすためにプロテインを飲むのでしょう。
シンプルに言うと「プロテインを飲むことで、筋肉の材料になるタンパク質を効率的に摂取できるから」という答えになると思います。
ダイエットのために食事をプロテインに置き換えて飲むこともありますが、筋肉で体を大きくするという効果を狙ってプロテインを飲むなら気をつけないといけないことがあります。
体を大きくする材料は確保できているか
筋肉を成長させるためにはまず大前提として、充分な栄養を確保する必要があります。
エネルギー源、つまりカロリーとしてプラス収支になっているかです。
これが出来ていないと、プロテインを飲んだところで筋肉は大きくなりません。
そのための材料がないのですから。
料理も食材がないと出来ないし、建物だって木材や鉄骨やコンクリートがないと建ちません。
この大前提を踏まえた上で、次に「充分なタンパク質を確保する」ということになります。
タンパク質が足りずにオーバーカロリーを続けると脂肪ばかり増えてしまいます。
もちろん、トレーニングも必要です。
筋肉を大きくしていくためには体重×2gのタンパク質を毎日摂りたいところです。
体重60kgの人なら120gです。
タンパク質の確保は意外と難しい
食が細いとかの理由は別にして、充分なカロリーを摂取するのはさほど難しくありません。
世の中の多くのおじさんが太っていくのを見れば言うまでもありません。
高カロリーな揚げ物やジャンクフードを食べるとすぐにカロリーオーバーになりますが、毎日体重×2gのタンパク質を摂るのって意識しないとまず無理です。
朝はパンとコーヒー、昼は牛丼とかラーメン、夜はカレーライスみたいな感じだと全然足りてません。
3食で肉や魚や卵などタンパク質が多い食材を食べられればいいですが、実際は難しいと思います。
そこでプロテインでタンパク質の確保です。
タンパク質が足りないからプロテインを飲むということになります。
週に2回トレーニングして、その後だけプロテインを飲むくらいだとプロテインを飲むことでの筋肥大効果はあまり望めないでしょう。
買い続けることが出来るか
そうなるとプロテインは結構頻繁に飲むことになり、消費量もかなりのものになります。
ボディビルダーになると、毎月5〜6kg飲んでいる人もよくいます。
1回の量や頻度は人によって違いますが、1日に200gくらい摂ると月に6kgくらい行きますね。
1kgで売っているプロテインは多いですが、あれが1週間も保たずに無くなるというわけです。
お金も大変ですよね。
そこまでじゃないにしても、プロテインは飲み続ける、つまり買い続けることが必要になります。
経済的に難しいのであれば、プロテインを買う前に食事を見直したほうがいいかもしれません。
体を大きくしたいなら「ウエイトゲイン」というタンパク質以外にも糖質などが多く含まれたプロテインもあります。
しかも通常のタンパク質含有率が高いホエイプロテインより値段も安いです。
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人によってプロテインのポジショニングが違うと思いますが、
あくまでも最初は「食事で摂りきれないタンパク質の確保」や、「トレーニング後に素早くタンパク質を補給する(糖質も大事)」になるでしょう。
まずは、普段の食生活を振り返ってみて、カロリー収支がどうなっているか、タンパク質は不足していないか、というところからプロテインの購入を検討してみるのもいいかもしれません。