血管浮き出てますか?
トレーニングの目的はかっこいい体になることですが、続けていると見えてくるのが血管です。
腕のトレーニングとかをした時に、血管が浮き出てくるとちょっとテンション上がります。
男性の腕や手に浮き出る血管が好き、という女性も少なくないようです。
その理由は、「男らしい」とか「セクシー」とか「筋肉質に見える」とかだとか。
浮き出た血管をプニプニ触ったりするのが好きというフェチもいます。
ということで今回は血管についてです。
血管の役割
実はトレーニーにとっても、血管は見た目だけでなく機能的にも大事なものです。
血管は血液の管です。
体中に張り巡らされていて、その長さは約90,000kmで地球2周分にもなるそうです。
栄養を摂ると、血液はその栄養を筋肉や臓器など体のあらゆるところに運んでくれます。
筋肉にとっても栄養は重要だということは言うまでもありません。
動脈が運び役で、静脈は老廃物など不要なものの回収役です。
ですから血管は太く健康で、血液はサラサラであるに越したことはありません。
血管を増やしたり太くするには?
血管が無いところに新しく作ってくれるものがあります。
それが、血管内皮細胞増殖因子(けっかんないひさいぼうぞうしょくいんし)と言います。
この血管内皮細胞増殖因子によって細い毛細血管が増えて、それが合体して太い血管になることもあるそうです。
この血管内皮細胞増殖因子を発生させるための方法は、まず第一にトレーニングです。
トレーニングを続けていけば、自然と血管も増えて太くなっていきます。
さらにその効果を上げるトレーニング法もあります。
それは筋肉をパンプアップさせることです。
低酸素状態になると、血管内皮細胞増殖因子が発生しやすくなるそうです。
パンプアップしやすい方法は、インターバルを短くするとか、軽めの重量で筋肉から負荷を抜かずにするとか、加圧トレーニングとかがあります。
筋肉に化学的ストレスを与えてあげます。
血管を太くする栄養は?
筋トレ+栄養面でも血管強化をしましょう。
まず食事だと、血液を作るタンパク質と血管を広げたり血行を良くするビタミンは多めに摂りたいところです。
また青魚のEPAやDHAも血液の流れを良くしてくれます。
サバを食べましょう。
さらにトレーニーなら摂りたいのが「アルギニン」です。
アルギニンは一酸化窒素(NO)を発生させ、一酸化窒素は血管内皮細胞増殖因子を発生させます。
NO系サプリメントと呼ばれる、トレーニング前に飲むサプリメントやエナジードリンクに入っています。
最後に
血管を太くしても、体脂肪率が高いと浮き出てきません。
個人差がありますが、15%くらいで腕、さらに体脂肪率が減って10%以下になってくると、肩とか下腹部にも血管が見えてきます。
ボディビルダーでも血管の出加減を見て、体の状態を確認する人もいます。
そこまではいかなくても、腕くらいには血管が走っているとカッコいいですね。
では今回は以上です。