はじめに
たまに「筋トレ教えて!」とか「何からやればいいの?」とか言う人がいます。
筋トレをやろうとしている気持ちはとても素晴らしいと思うのですが、これでは具体的にアドバイス出来ません。
肉体改造には、解剖学や運動生理学や栄養学など必要な知識はたくさんあります。もうキリがないくらいです。
こんなにたくさんの知識を最初にインプットしてからじゃなくてもいいと思います。(というより無理だと思いますが)
「小難しいことは一切知らん!」という人でもムキムキのツワモノも中にはいるでしょう。
そう、体は動かさないと変わりません。
知識は事実を学ぶので誰がやっても同じですが、体はみんな違います。
語弊がありそうですが、他人のベンチプレスと自分のベンチプレスは違うんです。
「まずはやってみよう」ということです。
遅延評価勉強法とは
一般的に何かを身につける時の勉強というと、まずは基礎の1から学んで次は2、3・・・と順番にという感じです。
その最たるものが学校の勉強で、ひらがなの書き方は「あ」から順番に学んでいきます。
(「あ」という文字は難しいので最初にやるのはどうなの?という意見もあるようですが)
算数なら1たす1ですね。
どうしても「勉強」と言うとこの体系的に学習する方法が身に付いてしまっています。
これに対して、遅延評価勉強法とは簡単に言うと、
「必要な事を必要に応じて学ぶ」
ということです。
これは本当におすすめです。
元々はコンピューターのプログラミングの業界で使われていたそうです。
例えばプログラミングを学びたいという時に、参考書を買ってきて1ページ目から読んでいくと方法ではなく、「こんなのを作りたい」というのを決めてまずは始めてみて、分からないことがあったらそれを勉強するということです。
大人になってからなにかを身につけるには限られた時間の中でやらないといけません。
この遅延評価勉強法でやれば効率が良くなるし、モチベーションも保ちやすく、理解度や定着度も良くなります。
ただし、体系的な学習と違うのは自分で必要なことを見つけなければいけないということです。
インプットとアウトプット
脳の使い方でインプットとアウトプットを意識するのもいいです。
無駄な知識を付けても非効率です。
(今は無駄でも後から役に立つ場合もよくありますが(汗))
私もアウトプットするためのインプットを心がけるようにしています。
筋トレで例えるなら、トレーニングしていて「ここは効いている感じがしないな」とか「この部位を重点的に鍛えたいな」とか思ったら調べてインプットして、またトレーニングでアウトプットする。ということです。
このようなことを繰り返していると、その時その時は点ですが、点と点が線になってつながるようになります。
その線をつながりやすくしてくれるのがスタンダードな知識だと思います。
私が考える最善の方法は、スタンダードな知識で土台を固めながら、遅延評価勉強法でその知識の幅を広くしていくことだと思います。
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